サイトを持つのって実際いくらくらいかかるの?

今週も更新します。

事業を行う場合において重要なのは集客をどうしていくかです。集客には様々な有効な方法がありますが、一番ポピュラーなのはホームページなどのサイトを使った集客や広告ではないでしょうか。しかしホームページには無料で制作できるものから有料で制作できるものまで幅広くあります。それぞれの特徴を知った上で自分の事業規模にあったホームページを制作することが無駄のない集客を行うことができます。ここではホームページを持つ場合におけるお金がいくらぐらいかかるのかをご紹介していきます。

ホームページなどのサイト開設の方法

ホームページなどのサイトを開設する場合は大きく分けて2つの方法があります。
1つはホームページ作成ソフトを使用して作成する方法です。この場合は自分でHTMLなどを理解するなどある程度の専門知識を有している場合に限ります。HTMLなどを理解し、コードなどを自分で書くことができるのであればこの方法が一番だといえます。

もう1つはホームページ作成サービスを活用する方法です。こちらの方法ではHTMLなどの専門知識を知らずとも簡単にホームページを作成することができます。あらかじめ用意されているデザインから自分で好きなものを選び作成していきます。サイトの更新自体も簡単におこなうことができ、無料でホームページを作成する場合の多くはこちらの方法を選ばれることが多いです。

ホームページの作成方法は上記のどちらかとなり基本的には無料版も有料版も変わりません。しかし、それぞれがサイト開設までが同じ手間でサイト開設後も同じような運用方法であるとするならば、無料版で制作するのがコスト的にも一番かと思います。しかし、マーケティングツールとしてサイトを開設する場合などは圧倒的に有料版を選ぶ方が多いのが現実です。ではなぜ無料版を選ぶ人は少ないのでしょうか。

無料版のホームページのデメリット

広告が自動的に表示される

無料でホームページなどのサイトを開設した場合、ページの上下左右の位置に広告が自動的に表示されることがあります。ビジネスツールとしてホームページを活用する場合には自分たちのサイト上に他社の広告などが表示されることは非常に大きな痛手となります。本来見てほしい自社の商品やサービスではなく他の場所にユーザーの視点が移ってしまうことはなるべく避けたいところです。

デザインの種類が少ない

無料版のホームページの場合はあらかじめ用意されているホームページデザインのテンプレートの数が少なく、場合によっては他社とデザインが同じになってしまう場合も考えられます。プライベートブログなどのサイトが他人と同じデザインであればそこまで気になりませんが、自社のホームページや公式サイトなどのデザインが他社と同じになってしまうと自社のイメージダウンや、信用性や信頼性を失うことにつながりかねません。

トラブルに弱い

無料版のホームページの作成自体は比較的簡単におこなうことができますが、作成後にトラブルや操作方法などでお問い合わせをしたい場合にカスタマーサポートが用意されていない場合もあります。サイト運営をしていくうえで必ずといってよいほど操作方法や運用方法などで悩んでしまうことはありますが、その時にサポートを受けることができないということは非常に痛手です。

有料版のホームページの特徴

有料版のホームページ場合は上記の無料版のホームページのデメリットの反対が一番の特徴ともいえます。広告が表示されることがなくユーザーに本当に見てもらいたいページだけを見てもらうことができます。デザインの種類も豊富で自由度の高いデザイン設計をおこなうことができるため他にない唯一無二のサイトを開設することができます。また、サイトを運営していくうで問題点や疑問点があった場合などもカスタマーサービスが充実しているため手厚い対応をおこなってくれます。何かあった時にすぐ対応してもらえるため非常に心強いです。そして有料版の一番のデメリットはお金がかかるということです。ビジネスツールとしてうまく運用していけるのか、将来お金を生むツールとなりえるのかなど不安を抱きながらホームページなどは作成していきます。これは投資と同じような感覚でもあり投資をしたからといって必ずリターンが得られる訳ではなく、自分たちのビジネスの種類やその規模によってお金をかけるところはかけ無駄なお金はなるべくかけないようにしなければなりません。

サイト運営にかかる費用の種類や相場

サイト運営には大きく分けて3つの費用があり最低限必要な費用から集客をしていく上で必要な費用まで幅広くあります。3つの費用は「維持費用」「管理費用」「運用費用」となっておりそれぞれ大事な役割を担っています。

サーバー費用(維持費用)

サイトを開設する上で必要不可欠なものがこのサーバー費用となります。様々な会社からサーバーが提供されておりそれぞれのサーバーを借りてサイト運営をおこなっていくことからレンタルサーバー代ともいわれます。このサーバー代はほとんどの場合が月額料金となっており年間でも数千円から数万円規模のものがほとんどとなります。月々の使用料として支払っていくことになるため、契約当初から長期契約を結べば割引がきく場合もあります。

ドメイン費用(維持費用)

あまり聞きなれない言葉ですがドメインはインターネット上の住所のようなもので表札のような役割も担います。具体的には「.jp」や「.com」といったサイトのURLの最後についている部分になります。こちらも様々な種類がありサーバー費用と同様に月額料金となっている場合が多く、年間でも数百円から高くても数千円が相場となっています。

SSL費用(維持費用)

インターネット上では常に情報が行き交っていますが、それぞれのデータを送受信する際にその1つ1つを暗号化する仕組みのことをSSLといいます。そのためこのSSLがなければ第三者からデータを勝手に閲覧されたりすることもあります。ホームページやサイト上で大事なデータを扱うのであればこのSSLを導入しなければ問題の原因となってしまいます。こちらは無料でサービスを提供している会社もありますのでプラン内容を細かく見ておく必要があります。

監視対策に関する費用(管理費用)

インターネットで何かをする際はいつどのような問題が起きてもおかしくない状態であると考えておかなければなりません。不具合などはいつ発生するかわかりませんので起きてから慌てるのではなく前もって準備しておく必要があります。ホームページ制作会社によってはこのような場合に対応する監視システムなどを導入している場合もあるので確認しておきましょう。

アクセス解析・レポート費用(運用費用)

ホームページなどのサイト開設後に重要なことはアクセス解析です。自分のサイトにどれだけの人が訪れているかを知ることはサイト運営をおこなう上で非常に大事なことになります。ユーザーがどのような単語で検索しサイトに流れているかなどを知っておけばサイトに必要なページなどを設けることができ効率よく集客につなげることができます。こちらも会社によって料金は異なり無料でサービス提供しているものは数千円でサービス提供している会社もあります。

SEO対策費用(運用費用)

ホームページなどのサイトを用いて本格的な集客を狙いたい場合にはSEO対策は必須となります。これらはより専門的な会社になればなるほどSEO対策の効果は高くなり検索エンジンで検索した場合の上位表示が見込めます。このSEO対策支援サービスは数千円のサービスから数十万円のサービスまで幅広くあり、自分のサイトの運用方法にあった価格帯のサービスを選ぶことが重要です。

すべて自社管理でサイト運営をおこなうのであればかかる費用は多くても5千円程度となり、一般的なサイトであれば月額5千円から3万円程度、集客ツールとしてサイト運営をするのであれば3万円から6万円程度とそれぞれの運用用途によってサイト運営にかかる費用は変わってきます。

まとめ

サイト運営には様々なお金がかかりますがその全てに高いお金を出す必要はありません。それぞれのサイトの規模や運用方法に必要なものは何なのかを見極め、お金をかけるところはかけ、不必要であれば無料のサービスを活用するなど必要以上の支出をしないようにすることが賢い運用方法といえます。作成したサイトの期待値に応じていくらのお金をかけるべきなのかを判断することがサイト運営において最も重要となります